ゾンビ娘ㅣ最新情報ㅣキャスト·あらすじ·感想·見どころ

人気ウェブトゥーンを原作としたゾンビ映画「ゾンビ娘」が7月公開されます。 ゾンビが出るのにコメディ映画ですって?!キャスト、あらすじ、原作情報などの詳細情報を調べます。

ゾンビ娘 基本情報

タイトルゾンビ娘
原題좀비딸
My Daughter is a Zombie
ジャンルファンタジー、ゾンビ、ヒューマン、日常、コメディー、ホラー
監督ピル·ガムソン
脚本ピル·ガムソン、キム·ヒョン
出演チョ·ジョンソク、イ·ジョンウン、チョ·ヨジョン、ユン·ギョンホ、チェ·ユリ
公開日韓国:2025年7月30日
撮影期間2024年8月29日~12月20日
上映時間2024年8月29日~12月20日
製作費110億ウォン
観客数5,636,018
配信
原作イ·ユンチャンウェブトゥーン「ゾンビ娘

✍️うちの子は噛みません
ゾンビウイルスに感染した娘を守るために田舎の母の家に避難した父の孤軍奮闘記を描いたヒューマンコミック映画

ゾンビ娘 キャスト

イ·ジョンファン ㅣ チョ·ジョンソク

ゾンビ娘

ゾンビになった娘を再び人に戻そうと努力する「親バカ」の父親。

チョ·ジョンソク조정석
🔸1980年12月26日生まれ
🔸大韓民国ソウル出身
🔸174cm・AB型
🔸2004年ミュージカル「くるみ割り人形」デビュー
🔸代表作:ドラマ「ああ、私の幽霊さま」「嫉妬の化身〜恋の嵐は接近中〜」「賢い医師生活シリーズ」「魅惑の人」 映画「EXITイグジット」「パイロット」「幸せの国 」など
🔸http://www.chojungseok.co.kr/

キム·バムスン ㅣ イ·ジョンウン

ゾンビ娘

イ·ジョンファンの母親で「ゾンビになってしまった私の娘」の祖母。

イ·ジョンウン 이정은
🔸1970年1月23日生まれ
🔸韓国ソウル出身
🔸164㎝・O型
🔸2000年映画「不朽の名作」端役出演デビュー
🔸代表作:ドラマ「椿の花咲く頃」「私たちのブルース」「運の良い日」「今日もあなたに太陽を」「誰もいない森の中で」「昼と夜が違う彼女」「照明店の客人たち」「君は天国でも美しい」映画「パラサイト 半地下の家族」など

シン·ヨンファ ㅣ チョ·ヨジョン

ゾンビ娘

漁村の先生として赴任したジョンファンの初恋。

チョ·ヨジョン 조여정
🔸1981年2月10日生まれ
🔸韓国ソウル出身
🔸163cm|45kg|AB型
🔸1997年 雑誌Ceciモデルデビュー
🔸ドラマ「ロマンスが必要」「99億の女」「ハイクラス」「タロット 」「メイド・イン・コリア 」映画「後宮」「人間中毒」「パラサイト半地下の家族」「ヒドゥン·フェイス」など
🔸http://instagram.com/lightyears81

イ·スアㅣチェ·ユリ

ゾンビ娘

事件の発端である「ゾンビになってしまった私の娘」。

チョ·ドンベㅣユン·ギョンホ

ゾンビ娘

ジョンファンの長年の友人であり、元ボクシング選手。 引退後は動物病院を経営している。

ゾンビ娘 あらすじ

「私の娘はゾンビだ。 この世で最後に残った唯一のゾンビ」

ダンスへの情熱を燃やす思春期の娘「スア」と一緒に言い争いの日常を送る猛獣専門飼育士「ジョンファン」。
ある日、全世界を襲ったゾンビウイルスに感染した娘「スア」を守るため
「ジョンファン」は母親「バムスン」が住む海辺の村「ウンボンリ」で「スア」と共に向かう。

感染者を探し出そうとする社会の雰囲気の中で、「スア」がぼんやりと人の言葉を聞き、
普段好きだったダンスとおばあさんの「バムスン」のピリピリした孫の味に反応する姿を発見する。
絶対に「スア」を諦められない「ジョンファン」は、トラ飼育士の長年の経験を生かし
ゾンビ娘のトレーニングに突入するが···

虎より怖くて、思春期より気難しいゾンビ娘の訓練機!
今年の夏、最も愉快な極秘プロジェクトが始まる!

ゾンビ娘

受賞歴・レビュー・評価

韓国で公開された映画『ゾンビ娘』は、意外にも大きな話題を呼んだコメディ作品です。ゾンビというテーマながらも、家族愛とブラックユーモアを絶妙に融合させたストーリー展開が新鮮だと高く評価されました。主演のチョ・ジョンソクとチョ・ヨジョンの息の合った掛け合いが特に好評で、「コメディでありながら胸を打つ」との感想が多く寄せられています。興行面でも安定した成績を残し、口コミを中心に観客が増えていったことも特徴的でした。

映画評論家の間でも「チョ・ジョンソクの存在感が作品の完成度を一段上げた」と評され、彼の演技力の高さが再び注目を集めています。ホラーと笑いを両立させた演出は韓国映画界でも珍しく、近年のジャンルミックス作品の成功例として名前が挙げられることが多い作品です。

韓国ではここ数年、ゾンビやオカルトを題材にした作品が次々とヒットしています。単なるホラーとしてではなく、人間ドラマや社会的メッセージを織り交ぜたストーリー展開が観客の心をつかんでいるのが特徴です。代表的な作品としては、コン・ユ主演の『新感染(Train to Busan)』が挙げられます。極限の状況で描かれる父娘の絆は、多くの観客を涙させ、韓国国内では1,000万人を超える観客動員を記録しました。また、ナ・ホンジン監督の『哭声(The Wailing)』は、宗教・呪術・民俗信仰をミステリーと融合させた独特の世界観で高い評価を受けています。

さらに、Netflixシリーズ『キングダム(Kingdom)』や『Sweet Home』も世界的に大ヒットし、韓国発のゾンビ・オカルトブームを牽引しました。これらの作品は、恐怖やサスペンスの中に「人間の本性」や「権力への風刺」を織り込み、ジャンルを超えた深みを与えています。韓国では今やゾンビやオカルトは一つの流行を超え、ドラマティックな物語表現の手段として定着していると言えるでしょう。

ロケ地 / 聖地巡礼

映画『ゾンビ娘)』は、韓国・慶尚南道のロケーション支援を受けて撮影された作品です。撮影の半分以上が南海(ナムヘ)、統営(トンヨン)、固城(コソン)、河東(ハドン)、山清(サンチョン)など、美しい自然に囲まれた地域で行われました。特に南海郡では、制作チームが専用のセットを建設し、主人公バムスンの家を再現。ヒノキの森や青い海岸線など、南海特有の穏やかな風景がスクリーンいっぱいに広がり、映画のユーモラスな世界観をさらに魅力的にしています。

また、主要ロケ地の一つである統営(トンヨン)は「韓国のナポリ」と呼ばれる港町で、ケーブルカーから望む多島海の景色やカラフルな壁画村が人気です。南海と統営はいずれも韓国でも屈指のリゾート地として知られ、週末旅行や夏の休暇先として多くの人が訪れます。『ゾンビ娘』のヒットをきっかけに、これらの地を訪れて映画の世界を体感する“聖地巡礼”がさらに盛り上がりそうです。

見どころチェック

原作ウェブトゥーンの紹介

『ゾンビになってしまった娘(原題:좀비가 되어버린 나의 딸、通称:ゾンビ娘/좀비딸)』は、韓国の作家イ・ユンチャンによる第3作目のウェブトゥーン作品です。
第1部は2018年8月22日から2019年7月31日まで、続く第2部は2019年10月2日から2020年6月16日まで連載されました。

原因不明のゾンビウイルスに感染してしまった娘と、その娘を守ろうと奮闘する父親の物語が描かれています。一見するとゾンビアポカリプスもののように思えますが、実際にはゾンビという題材をユーモラスに描いた“育児コメディ”に近い内容です。ホラーと笑いが同居する独特の世界観、そして何よりも父と娘の絆を描いたハートフルな展開が多くの読者の共感を呼びました。ゾンビでありながらも“娘”である存在と向き合う父の姿には、驚きと感動が詰まっています。

韓国ウェブトゥーンならではのテンポの良さと個性的な演出が光る作品で、ゾンビというジャンルに新たな視点をもたらした注目の一作です。

『ゾンビ娘』、コメディ映画としての大成功

映画『ゾンビ娘』は、2025年夏に公開されてから驚異的な興行成績を収めています。公開から26日で観客動員数500万人を突破し、2025年に公開された韓国映画の中でも初の記録となりました。
また、過去のコメディ映画と比べてもオープニング記録が史上最高クラスで、初日から多くの観客を劇場に引き寄せたことが話題になっています。

この成功は、韓国映画界にとって非常に示唆に富むものです。近年、OTTプラットフォームに映画やドラマが流れることが増え、劇場興行が厳しい状況にある中で、『ゾンビ娘』のようなコメディ映画が大衆を呼び戻せる可能性を改めて示しました。純粋に「笑い」と「感動」を届ける作品が、観客の支持を集め、劇場文化を活性化させる契機になるかもしれません。さらには、観客数が予想を超える速度で伸びたことから、内容やキャスト、プロモーションの組み立て方が成功の鍵だったと分析されており、他の作品の制作側にもヒントを与えるでしょう。

俳優たちが描き出す新しい笑いと涙

映画『ゾンビ娘』は、公開当初は「小規模なコメディ」と見られ大きな期待を集めていませんでした。しかし封切りから口コミが広がり、観客は意外なほど深い感動と笑いを体験することになります。本作はゾンビを題材にしながらも、単なるホラーではなく家族の物語として観客の共感を呼びました。笑えるだけでなく、観る人の心を温める“ヒューマンドラマ”としての側面が強調されています。そうした点が、多くの観客を映画館に足を運ばせた理由のひとつでしょう。

さらに特徴的なのは、本作に込められた社会的な比喩です。ゾンビウイルスのモチーフはコロナ時代の不安を連想させ、家族の絆で困難を乗り越える姿に大衆は強く共鳴しました。結末は単純なハッピーエンドではなく、“ほろ苦さ”を残すアンハッピー・ハッピーエンドとして受け止められています。これにより若い観客層にもリアルな余韻を届けることに成功しました。『ゾンビ娘』は、韓国映画が社会の空気を反映しつつ大衆の心をつかむ方法を示した好例といえるでしょう。

ゾンビ娘 予告編

ゾンビ娘 ポスター

ゾンビ娘
ゾンビ娘

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