韓国で最大視聴率17%を超え、大ヒットした歴史ロマンスドラマ【 赤い袖先 】について徹底的に分析します。 キャストやあらすじ、原作小説とともに歴史的な背景について詳しく説明します。
目次
基本情報
| タイトル | 赤い袖先 옷소매 붉은끝동 |
|---|---|
| 韓国放送期間 | 2021年11月12日～2022年1月1日 |
| ジャンル | 歴史ドラマ、ロマンス |
| 放送回数 | 17部 |
| 監督 | ジョン・ジイン、ソン・ヨンファ |
| 出演 | ィ・ジュノ、ィ・セヨン、カン・フン |
| 視聴率 | 平均11.0％／最大17.4％ |
| OST | Wheein / I Wishなど |
キャスト
ィ・サン（ジュノ２PM）
ィ・サンは実際、朝鮮時代の王の正祖の本名です。 父は幼くして祖父によって米櫃に閉じ込められ、死ぬ刑罰を受けました。 父の死にトラウマを持っており、祖父を恐れながらも愛情を求める矛盾した姿を見せてくれます。 祖父の息詰まる関心と愛の中で成長しました。
生まれてから世子に冊封され王座に就き、朝鮮時代の太平聖台を率いた人物です。 生まれて死ぬまで王としての人生を送らなければならなかった男。そんなイ·サンが偶然出会った女官と恋に落ち、彼女の愛を求めます。 結局、皆王の女たちである女官ですが、なぜか自分から距離を持つドクイムの姿に心を痛めます。
しかし、恋に落ちた一人の男である前に一国の王だったため、ドクインに完全な愛を注ぐことはできません。 そんな二人の姿が切なく感じられます。
ィ・サンは２PMでボーイグループデビューして今は俳優としてドラマや映画で活躍しているィ・ジュノが熱演しています
イ・ジュノ（２PM）이준호
🔸1990年1月25日生まれ
🔸韓国ソウル出身
🔸178㎝・67㎏・A型280㎜
🔸2008年２PMシングルデビュー
🔸2013年映画「監視者たち」デビュー
ソン・ドクイン(イ・セヨン）
宮に入って暮らしている女官ですが、親しい友達と宮の中で末永く幸せに暮らすのが目標の女性です。 王の女性の一人ではなく、自分の人生を主体的に生きたいと思う女性でした。 しかし、度々出会うィ・サンのために静かに暮らしたかった彼女の願いは結局叶いませんでした。
実際にも歴史の中に実在した人物として正祖（ジョンゾ）から最愛されていたため、一介の女官の身分ではありますが、多くの歴史的記録が残されているそうです。
女官ですが、文章を読んだり書くことができた徳任（ドクイン）は、ィ・サンとの縁の中で政治的な様々な危機に直面しますが、賢く乗り越えていく姿を見せてくれます。 ソン·ドクイム役のイ·セヨンは子役出身の俳優で、成人演技者としての地位を固めているところです。
イ・セヨン 이세영
🔸1992年12月20日
🔸韓国ソウル出身
🔸160㎝・51㎏・O型
🔸1997年ドラマ＜「兄弟の川」子役デビュー
ホン・ドクロ（カン・フン）
王室で孤独なイ·サンの親しい側近です。 幼い頃からイ·サンのそばで忠誠を尽くしているような姿を見せますが、正祖が王になってからは次第に権力に酔って変わっていく人物です。
まだ幼い妹を側室に入れ、さらに権力欲を出しているようでしたが、妹が宮に入って1年で亡くなると、女官たちを疑って女官たちを拉致する事件を起こしたりもします。
結局、権力と正祖の信頼を失い、みすぼらしい姿で自ら死を選択することになる人物です。
最初はドクイムとイサンの間で三角関係を作り出す役割ではないかと思いましたが、ドクイムとの愛情関係はほとんどなく、ドラマの中の様々な事件を生み出し、イ・サンを動かす人物です。
俳優のカン·フンは韓国で活動中の俳優で、まだ新人に近い人物です。 これからの活動が楽しみです。
カン・フン 강훈
🔸1991年5月23日
🔸韓国グンサン市出身
🔸184㎝・A型
🔸2009年映画＜輪＞デビュー
🔸代表作：ドラマ＜赤い袖先＞、＜コッソンビ熱愛史＞など
あらすじ
初対面
ドラマは二人の子供の時代から始まります。 イ·サンは父親の死を理由に恨んでいた祖母が亡くなったという知らせを聞き、密かに宮殿を出て祖母ヨンビンを訪ねます。 そうするうちに罰として同じようにヨンビンを弔問に出たある若女宮と偶然に出会い、二人はお互いに頼り合いながら暗い夜道を歩いていきます。
再会
いつのまにか19歳になったイ·サンは、都城に現れた虎のことで悩みながら池のほとりをうろついていたところ、突然入ってきたある宮女と一緒に溺れてしまいます。 イ·サンはその宮女に反省文を書いてくることを指示し、その後偶然会った書庫担当のソン·ドクイムの筆跡と溺れた宮女が同じ人物であることに気が付きます。 そして世孫であることを隠し、ソン・ドクインに近づけます。
危機と事件
世孫だったイ·サンは祖父の英祖（ヨンゾ）の疑いを受けるなど事件が生じ、ドクインも謀略されるなどの事件が発生しますが、二人はお互いを助け合って危機を乗り切ります。 そして、イ·サンはついに幼い頃から懐かしがっていた若女宮がドクインであることに気づきました。
王位に就いたィ・サン
英祖が亡くなり王位に就いた李山は、成徳任に側室となってくれることを求めますが、成徳任は平凡な女官として残りたいと断ります。 そしからィ・サンは怒りながら出宮を命じますが、時間が経って再び宮に戻ってきたドクインに出会い、本当に慕っていた女性がドクインだったことに気づきます。 ついに再び側室になることを断るソン·ドクイムに勝恩を与え、幸せな時間を過ごすことになります。
別れやその後の話
しかし、側室となった義嬪·成氏は妊娠と出産を繰り返し、王子の死を悲しんで結局若くして死を迎えることになってしまいます。そして李山は再び一国の王としての人生に戻りました。 時間が経ってドクインのことを一生懸命消したまま生きていたイ·サンは、生の終わりで再び徳任に出会い、二人がいる世の中を選択して二人はついに一緒に歩いていきます。
見どころ
原作はウェブ小説
原作はカン·ミガン作家の同名の小説で、2017年に出版され、大きな愛を受けいた作品です。 出版後、多くの愛を受けたため、ドラマ化の議論が続いた作品でもあります。 朝鮮時代の代表的な恋物語である正祖と義賓の事に興味を持った17歳から8年間書いていたそうです！
王の女である女官として2回も側室になることを拒否した義賓。 側室を断った理由やその心の中の話は詳しくは知られていませんが、果たして王の女として生きていた女官たちは本当に王を愛したのだろうか？という疑問からこの作品を書き始めていたと。
ドラマが二人の恋物語を主に扱ったとすれば、原作はドクインの観点をより深く扱っています。
実際の歴史は？
正祖イ·サンとソン・ドクインのラブストーリーは、韓国の朝鮮時代の歴史で最も有名なロマンスストーリーです。 2回も王の側室提案は断りましたが、結局側室となったソン・ドクインは2回の流産と3回の妊娠と出産を繰り返し、若くして亡くなりました。 それまで正室夫人だった中殿や他の側室から跡継がなかったことを考えると、正祖がどれほど義賓を最愛していたかが分かる部分です。 不幸にも義賓は、2人の子供を幼くして亡くしたことを悲しみ、妊娠9ヶ月臨月に不明な病気で死を迎えました。
一人の男である前に王だったイ·サン
このドラマでは恋愛だけに夢中になってはいられない一国の王としてのイ·サンの姿をよく描いています。 徳任が謀略に遭い危機に瀕している時も政治的な収拾を先に考えなければならず、徳任の妊娠を知った後も一番最初に後嗣のない中殿を訪ねて慰めなければなりませんでした。
徳任の死後も後嗣を継ぐために側室間宅に出て、力を尽くして徳任を消しながら暮らし、多くの側室と公平に合房したそうです。
宮女は王を愛していたのか？
側室としての徳任の人生は幸せだったでしょうか？ 徳任は側室となって息子を産み、その息子が世子に冊封されますが、世子の母は中殿であるため、徳任を母と呼ぶこともできませんでした。 また、世子が病気になったときにも自ら看護することもできませんでした。 後嗣を継ぐという任務に押され、他の側室や中殿の寝所に出入りする王を眺めなければなりませんでした。 女官たちがみんな王を愛したのだろうか？という作家の疑問が始まるする部分でもあります。
最高視聴率17.4%はMBCドラマで4年ぶりに成し遂げた記録だそうです。 それだけ大きな愛を受けたドラマなんですが、その歴史的な背景と登場人物について詳しく調べてみると、より面白く作品を鑑賞することができそうではありませんか。
【赤い袖先】のOST鑑賞してください ↓
それにしても。。イ·ジュノのような王様がいたら、恋に落ちずにはいられないと思いますが、皆さんはいかがでしょうか？！
